茶室「西向庵」
- 昭和初期、第14世、釋至誠により初代西向庵が建設される。
第6回大阪大空襲(昭和20年7月10日)により焼失。
昭和52年、第15世、釋弘誠により二代目西向庵が建設される。
現在に至る。
- 日本の茶道は鎌倉時代、栄西が禅宗の臨済宗と共に抹茶を広めたのがルーツとされています。
その後、禅の思想を取り込み、わび茶として禅宗寺院や大名たちによって茶道が日本に定着していきました。
ですから、浄土真宗において茶室のある寺院はあまり多くありません。
- 要眼寺では人が集う場所として、文化・芸術を取り入れ寺院活動を行ってきました。
第14世、釋至誠が入寺して茶室を作り茶道の教室を始めました。
第15世、釋弘誠は境内を復興したのち、華道、茶道の先生と協力し、本堂、庫裏、茶室を活用していきました。
現在も建物の維持管理しながら人が集う取り組みを進めています。
- 西向庵には茶室と水屋、倉庫の三部屋があります。
茶室は六畳半の広間で、躙り口、貴人口、一畳の床を備えています。
庭園から外路地・中門・内路地・腰掛待合・つくばいを使った茶席を行う事も出来ます。
- 水屋は約三畳あり、点て出しでも活用しています。
倉庫にはたくさんの茶道具がありご相談でお貸しすることもできます。
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